<ご挨拶>

志水院長 写真

  院長の志水です。小生は、1968年に大阪大学医学部を卒業し、その後約15年間、大阪大学医学部で免疫学の研究を行いながら、その知識を生かせる臨床に取り組みました。

免疫学は1960年代の後半から1990年頃にかけて著しく発展しましたが、その理論が応用出来る分野として、アレルギー疾患と自己免疫疾患が自然と私の分担領域となりました。

  1984年には大学を辞し、医長として河内長野市の国立大阪南病院(現大阪南医療センター)に赴任しました。同病院リウマチセンターでは、関節リウマチを中心とする難病患者が1000人を越えて来院されており、そこで約15年間、リウマチ医としての経験を十分に積む事が出来ました。

連日連夜、朝8時から夜10時頃まで働き詰めでしたが、大学時代、理論先行型の医師であった私が「私は臨床医です」と胸を張って言えるようになったのは、ここでの修業を経たからだと懐かしく思い出します。

   平成9年からの10年間は、堺市にあります医療法人頌徳会日野病院内でリウマチ科の専門外来を行った後、平成19年11月に当診療所を開設致しました。

   国立大阪南病院時代から現在までの26年間、リウマチ科に属する難病に取り組んで来た経験から解って来た事ですが、これらの慢性疾患の治療では薬剤による治療はもちろん重要ではあるものの、療養指導もそれに劣らず本質的な治療的意義を持っています。

患者様がスポーツ的な運動、睡眠、食事、趣味に関する活動などライフスタイルを根本的に変える様に本気で取り組まれた場合は、長期的な経過が著しく良くなるということを多くの症例で経験してきました。特に最近の7年間取り組んで来ています「睡眠の質の改善」は治療的な効果が高く、その為に必要な設備を十分に整えています。

院長 志水正敏
2007年10月記