<診療の特徴>
■特徴
当診療所は関節リウマチ、膠原病、ベーチェット病などの難病の治療においてライフスタイル全般を改善することにより、長期的な経過を良好なものに導くと同時に高血圧や糖尿病などのより一般的な生活習慣病も治療させていただくクリニックを目指しています。
私は、大阪大学医学部を卒業後、一貫して免疫学を研究。その理論が応用出来るアレルギー疾患と自己免疫疾患など、リウマチ科に属する難病を中心に40年間に及ぶ臨床経験を持っています。特に最近の20年は療養生活の指導に力をそそぐことで優良な治療成績が実現出来ています。なかでも睡眠の質の改善はきわめて有効性が高いので、多くの疾病の増悪要因となる種々の睡眠障害の検査のために必要な設備を整えています。
関節リウマチの治療においては、鎮痛剤、リマチル、アザルフィジン、メトレート(リウマトレックス、メソトレキサート)などの抗リウマチ薬、ステロイド剤およびレミケード、エンブレル、アクテムラなどの生物学的製剤などの利点を生かして、関節炎をコントロール下に置くことが基本です。
まず薬による関節炎の鎮静状態を得る一方で、患者様ご自身には日常生活の中での習慣を整える作業に取り組んでいただきますと、長期的に見て順調な経過を取る確率が高くなります。
中でも次の4項目が重要です。
- 習慣として運動をする(関節に負担をかけずに)
- 人生の目標を堅持する
- ストレスを少なくする
- 睡眠の質と量を確保する
同じ関節リウマチという病名でも、お一人毎に有効な薬や修正すべき生活習慣のポイントが異なりますが、そこに私の30年余にわたるリウマチ科診療の経験とノウハウを生かし、最善の経過を目指して取り組ませていただいています。
極め付けの難病の患者様の治療を通じて磨かれてきましたこのアプローチは、糖尿病、高血圧症およびメタボリック症候群に対しても十分に有効性が期待されます。
■主な診療内容
- 関節(悪性)リウマチ
- 強皮症
- 混合性結合組織病
- 全身性エリテマトーデス
- 多発性筋炎/皮膚筋炎
- シェグレン症候群
- ベーチェット病
- リウマチ性多発性筋痛症
- 線維筋痛症
- 掌蹠膿皰症
- 痛風、糖尿病、高血圧、高脂血症、肥満
- 睡眠時無呼吸症候群
■設備
- 睡眠検査室
- 精密肺機能検査装置(DLCO)
- レントゲン室