志水リウマチ科内科診療所

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関節リウマチや膠原病などの難病の治療では、医師による投薬だけでなく、患者様ご自身によって取り組んでいただくライフスタイルの改善が大切です。当診療所は、以下のプロセスを重視して治療を進めていきます。

1.薬により リウマチ・膠原病による苦痛と各臓器での障害の進行を止める。

2.運動、睡眠、食事の量と質を改善しいつも溌剌とした気分で暮らすようにすることにより健康度をアップする。ストレスがあれば可能な限り取り除くようにする。

3.上記2の効果が出るに従い薬に頼っている部分を減らしてゆく。

なぜ睡眠が大切なのか

私は体調を整えストレスを軽減させる生活指導を続けるなかで、プール療法の素晴らしい効果に気づいたのですが、定期的なプールでの運動で何故関節リウマチの活動性そのものが低くなるのかという事を考えて来ました。そしてプールでの運動にも劣らず大きな要素である睡眠の質の問題に行き当ったのです。

基本的に睡眠は、日中活動を続けた体が疲労を回復するための、特別な生理現象であると理解されます。したがって疲れをためないためには、質・量ともに適切な睡眠が必要です。しかしそれができずに、長期にわたり疲れやストレスを抱えた生活を続けることが、生活習慣病やリウマチ・膠原病の背景になっているケースが多いのです。

また睡眠は、疲労回復のために重要であるだけでなく、最近の睡眠医学では、睡眠の質によっては、睡眠中に心臓に負担がかると同時に心臓以外の臓器でも血流が悪くなることが認識されるようになって来ています。たとえば、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠時の呼吸障害は、しばしば高血圧症や心臓病の直接的な原因になっています。糖尿病や高コレストロール血症の場合も同様であり、私の経験では関節リウマチや膠原病の場合にもその傾向が見られます。

以上の理由から、睡眠時に問題が発生している患者様の場合は、睡眠の質を高めることができれば、中~長期的な経過として関節リウマチや膠原病の症状を緩和することが期待できると考えています。


関節リウマチに対する生物学的製剤の使用について

現在関節リウマチの治療ではエンブレル、レミケード、アクテムラ、などの生物学的製剤は最も強力な抑制効果が期待出来るので当院でも有効性と安全性につきいろいろな角度からのご説明をした上で約5%の関節リウマチの患者様に使用しています。

そしてこれらの生物学的製剤を使用する患者様には特に上記の生活習慣への気配りをお願いしています。このことにより、生物学的製剤の有効性が確実になり、副作用の発生率が低下し、さらには関節リウマチの鎮静状態を保ったまま生物学的製剤を中止出来る可能性が高くなることが期待されます。

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